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LDNFIX 調整主体でポンドや資源国通貨が主役に

2015年03月12日 01:14
ロンドンフィックスにかけては、ユーロ売りが緩んだ一方で、ポンドや資源国通貨が売られた。ユーロドルは1.0557ドル、ユーロ円は128.19円まで下げて安値を塗り替える展開が続いているが、ポンドや資源国通貨に対するユーロ売りがやや巻き戻され、円やドルに対するユーロ安の流れは鈍った。一方通行のユーロ安にやや調整が入った格好。手がかりは特にみあたらず、低利回りを背景としたユーロ圏からの資金移動、6月の米利上げ観測など直近のテーマに変化はない。   ポンドドルは1.4928ドルまで下げ年初来安値を更新。豪ドル/ドルは0.7561ドルまで弱含み、2009年以来の安値を更新。NZド

ロンドン市場 午前概況 ユーロ独歩安 底みえず

2015年03月11日 20:00
ロンドン午前はユーロが独歩安。引き続き欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策の影響と、ギリシャ債務交渉への警戒感を理由に売りが持ち込まれた。欧州債券市場では、この日もユーロ圏中核国の国債に買いが先行し、独10年債利回りは一時0.2%を割り込んだ。ただ、株価が前日の反動もあって大きく上昇するなかで利回りの低下圧力は徐々に緩和した。それでも先安観の根強いユーロには断続的な売りが持ち込まれ、ユーロドルは1.0560ドル、ユーロ円は128.40円までレンジ下限を拡大する動きとなった。ユーロポンドも2007年11月以来のユーロ安水準を更新。ドラギECB総裁やプラートECB理事の発言が伝わったが市場の反

東京市場 午後概況 ドル円121円半ばで上昇一服、中国指標に反応薄

2015年03月11日 15:48
東京タイム午後の為替相場は小動きで、ドル円は121.51円を頭に121円半ばで伸び悩んだ。後場の日経平均は高値を更新した後は上げ幅を縮小して引けた。強い米雇用統計を背景とした米早期利上げへの思惑から米株が連日で大幅に下落しているが、日経平均への反応は限られている。1-2月の中国小売売上高と同鉱工業生産は前年比でともに市場予想を下回る伸びとなった。ただ、市場の関心が米国や欧州に向いている中、中国指標への反応は限定的。中国と交易関係の深い豪ドルはわずかに売りで反応し、豪ドル円は92.16円まで小幅安。豪ドル/ドルは0.76ドル前後でやや上値の重い動きとなった。   ユーロド

東京市場 午前概況 円売り・ドル売り優勢、NYタイムの流れが巻き戻される

2015年03月11日 12:15
午前の為替市場は、円売り・ドル売りが優勢となるなど、昨日NYタイムでの流れが巻き戻された。ドル円は、下げてスタートした日経平均株価がその後100円近くまで反発したことを支えに、120.85円から121.45円まで切り返した。輸入企業のドル買い・円売りも下支えになったもよう。   クロス円も買い戻された。ユーロ円は129.95円、ポンド円は183.07円、スイスフラン(CHF)円は121.67円、豪ドル円は92.73円、NZドル円は88.41円、加ドル円は95.74円まで足元の下げ幅を縮めた。白井日銀審議委員が先週欧州で行った講演録が公表されたが、その中で「物価2%接近の

ロンドン市場 午前概況 ユーロ一段安 ドル円も122円付近が重い

2015年03月10日 20:15
ロンドン午前はユーロが一段安。ユーロドルの下落が他通貨にも波及し、結果としてドルが全面高となった。ドルインデックスは一時98.495まで上昇し、2003年9月以来の高水準を連日で塗り替えた。ユーロドルはショートカバーの動きをごく短時間にとどめ、ストップロスの売りを誘発して1.0735ドルまで下落。2003年4月以来の安値を示現した。この日も関係者から、加盟国の国債が中銀によって買い入れられたとの話が伝わった。独10年債利回りは過去最低の0.279%をつけたほか、周縁国の長期金利も引き続き低下した。ただ、ギリシャ国債は10%台を維持して高止まっている。ギリシャ債務協議に対する警戒感が根強い

東京市場 午後概況 ドル円一時07年以来の122円台、短期的達成感も

2015年03月10日 15:22
東京タイム午後の為替相場ではドル円の上昇が一服。米雇用統計後のドル高基調が続いている中、ドル円は昨年の高値121.86円を上抜けると、ストップロス買いを巻き込みながら一時122.04円まで上昇した。122円台をつけるのは2007年7月以来、約7年8カ月ぶりとなる。ただ、その後は短期的な達成感から利食い売りが優勢。本邦の長期金利が上昇し、日経平均が下げ幅を200円超に拡大した動きもドル円の調整を誘い、121円後半に押し戻された。上向きの流れが続いているが、円安へのけん制発言にも警戒が必要か。   ユーロドルは2003年9月以来の安値を1.0785ドルまで塗り替えた後も安値

ロンドン市場 午前概況 雇用統計後のドル高に調整 ECBのQE始まる

2015年03月09日 19:52
ロンドンタイム午前はドルが主要通貨に対して下落。先週末の米雇用統計後のドル高に調整が入った。昨年末以来の水準まで上昇していた米長期金利が、時間外でじりじりと低下したことも調整の動きを促した。ドルインデックスも2003年9月以来の高水準を維持しつつ上昇が一服。ドル円は一時120.70円前後まで上げ幅を縮めた。   ユーロドルは1.0907ドルまで反発。テクニカル面で短期的な売られすぎが示唆されるなか買い戻しを強めた。欧州中央銀行(ECB)からは、ドイツやイタリアで量的緩和プログラムに基づく国債購入が開始されたと伝わった。マルタ中銀総裁は週内の買い入れ開始を示唆した。独10

東京市場 午後概況 ドル円は121円台へ回帰 株価ながめた円売りで

2015年03月09日 15:47
午後は株価動向をにらみながら円が上下した。ドル円は後場の日経平均が先物主導で下げ幅を縮小させ、寄り付き直後のこれまでの日通し高値を上回った局面で121.14円までレンジ上限を拡大した。ユーロ円も131.29円、ポンド円は182.41円、加ドル円は96.00円まで円安で推移した。   米雇用統計後のドル高には一服感があるものの、ドルインデックスは先週末につけた2003年9月以来の水準で高止まり。ユーロドルは対ポンドでのユーロ安も影響して1.08ドル半ばではすでに上値が重い。ポンドドルは1.5069ドルまで戻り高値を更新した。   資源国通貨は軟調。NZド

東京市場 午後概況 イベント通過で手掛かり少なくドル円の動意は限定的

2015年03月09日 12:13
午前の為替市場は小動き。序盤は先週末のドル高への反動が先行した。しかし、米国の早期利上げ期待は根強くドル安も調整の範ちゅうにとどまると、イベント通過で手掛かりが少ない中、各通貨の動意は徐々に細った。中曽日銀副総裁は「物価が目標へ着実に前進なら政策対応は必要ない」、「目標達成困難なら対応必要」との立場を改めて示したが、市場への影響はほとんどなかった。   また、本日発表された10-12月期GDP・2次速報値は、設備投資や在庫投資の減少が影響して、前期比・前期比年率揃って1次速報値から下方修正された。ただ、内容は個人消費が上方修正されているほか、在庫減少は必ずしも悪いことで

【見通し】(東京市場 為替) ドル円、米利上げ期待で底堅い展開

2015年03月09日 08:02
先週末の為替市場はドル全面高。2月の米失業率が約6年ぶりの低水準となる5.5%へ改善したことがドルを押し上げた。ドル円は121.29円まで上昇し、昨年12月8日以来の高値を付けた。一方、ユーロドルは欧州中央銀行(ECB)による量的緩和やギリシャ懸念が負荷となり、2003年以来の安値水準となる1.08ドル前半まで失速した。   2月の米平均時給は前月比で市場予想をやや下回る+0.1%にとどまるなど、気がかりな点はあるが、雇用の拡大基調は継続している。市場では、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で「忍耐強く」という文言が削除され、6月利上げに向けた地ならしが始まるとの見方

本日の予定

2015年03月09日 07:41
<国内> ・08:50 10-12月期国内総生産2次速報(前期比年率予想:+2.2%、速報値: +2.2%) ・08:50   1月経常収支(予想:+2704億円、12月:+1872億円) ・10:00   中曽日銀副総裁が講演(松山) ・13:30   中曽日銀副総裁が会見 ・14:00   2月景気ウォッチャー調査(先行き予想:50.2、1月:50.0) ・メルケル独首相と安倍首相が会談予定       <海外> ・23:00  ...

来週の主な予定

2015年03月07日 11:51
8日(日) 米国市場は夏時間へ移行 中国貿易収支(2月)   9日(月) メルケル独首相来日、日独首脳会談 日本GDP改定(第4四半期) 日本国際収支(1月) 中国全人代(15日まで) ECB量的緩和開始 ユーロ圏財務相会合 トゥスクEU大統領・オバマ米大統領と会談 クリーブランド連銀総裁・ダラス連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁、講演   10日(火) 中国消費者物価・生産者物価(2月) EU財務相理事会   11日(水) 中国小売売上高・鉱工業生産(2月) FRB、銀行の資本計画

NY為替概況 強い米雇用統計でドル全面高、株安で円買いも

2015年03月07日 11:49
NY為替市場では強い米雇用統計を背景に、ドルが全面高。2月の雇用統計は悪天候の影響も懸念されたが、非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回る29.5万人増となり、同失業率は約6年ぶりの低水準となる5.5%に改善された。気がかりは賃金の伸びが依然として鈍く、平均時給は前月比で市場予想をやや下回る0.1%増にとどまった。   強い米雇用統計を受けて、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で「忍耐強く」という文言が削除され、6月のFOMCで利上げが開始されるとの思惑が高まった。関連市場では、米10年債利回りが昨年末以来の高い水準となる2.25%台に上昇した一方で米株は大

LDNFIX 米雇用統計でドル全面高、ドル円は121円台に

2015年03月07日 01:05
ロンドンフィックスにかけては、強い米雇用統計を背景にドルが全面高。2月の雇用統計では悪天候の影響も懸念されたが、2月非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回る29.5万人増となり、同失業率は約6年ぶりの低水準となる5.5%に改善された。賃金の伸びは依然として鈍く、平均時給は前月比で市場予想をやや下回る0.1%増にとどまった。   強い米雇用統計を受けて、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で「忍耐強く」という文言が削除され、6月のFOMCで利上げが開始されるとの思惑が高まった。関連市場では、米10年債利回りが昨年末以来の高い水準となる2.24%台に上昇し、早期利

東京市場 午後概況 模様眺め、米雇用統計の発表を控え

2015年03月06日 15:39
東京午後はこう着感が強い。欧州中央銀行(ECB)理事会やドラギECB総裁の会見を通過し、本日の米雇用統計に焦点が移っている。非農業部門雇用者数(NFP)の関連指標では、ISM製造業景況指数を構成する雇用指数が弱かったが、その他に気にかかるような結果は乏しく警戒感は限定的。もちろん、米雇用統計の発表時には値幅が広がることから緊張感はある。賃金の伸びなどから利上げ開始時期を見通すための前向きな緊迫感である。   ドル円は120円ちょうど付近で小動き。東京タイム午前からわずかに円買いが優勢だが、振幅は一段と狭まっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するウィリア
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