1975 【新入荷!ボルドー・バックヴィンテージ】シャトー・モンローズ (CH.MONTROSE) / サン・テステフ 赤 750ml (1629)

1975 【新入荷!ボルドー・バックヴィンテージ】シャトー・モンローズ (CH.MONTROSE) / サン・テステフ 赤 750ml (1629)

現在と違うスタイルをとっていた1975年ヴィンテージ!
今では味わえない優しいニュアンスのモンローズ!!


メドック格付け 第二級

格付け二級シャトーの中でも特に素晴らしい品質を持つワイン、スーパーセカンド。
同じ村のコス・デストゥルネルと常にライバルの関係にいるのが、このシャトー・モンローズです。
モンローズはメドックで最も地の利に恵まれたシャトーのひとつであり、セラーに関しては
このコミューンで最も欠点がなく、清潔でよく管理されています。 

モンローズと言えば、凝縮感たっぷりで濃密、非常にタニックなワイン。
ただし鉄仮面的なハードなカバーの中に様々な要素が閉じ込められ、
一見して近づき難く、難解でもあります。
しかし、ゆっくりゆっくりと開かせていくと、花開くようなエレガントで
奥ゆかしさのある圧倒的な魅力を持っています。
この辺りが「通好みのワイン」と呼ばれる由縁でしょう。

そんなモンローズですが、1970年代後半から1980年代前半の間に
関してはそのスタイルを明らかに軽やかにした時期がありました。
しかし、モンローズのファンはこの「新酒」のスタイルを歓迎しなかったため、
1986年以降、モンローズはより力強い、筋肉質なスタイルに逆戻りしました。
モンローズのワインが特に力強かったのは
1953年から1971年までと、1989年から現在までと言われています。

モンローズのワインのクオリティに関しては、ロバート・パーカー氏も
「格付けが見直されることがあれば、モンローズはメドックの一級
に格付けされるかもしれない。」
(『ボルドー第四版』)と賞賛しています。

2006年にモンローズではオーナーの交代劇がありました。
ペトリュスのクリスチャン・ムエックス氏も一部シェアを保有している模様。
そしてワインメイキングはオー・ブリオンを引退した
ジャン・ベルナール・デルマス氏がとりおこなう、という衝撃的な展開。

ロバート・パーカー氏の評価のように、まさに一級昇格をも視野に入れた最強の布陣。
今も尚、どんどん成長し続けているシャトーで、
今後値上がりが最も心配されるワインの一つです。

1975年のフランス・ボルドー地方は収穫量が調整され、高品質なワイン作りに注力する
剪定作業が多くのシャトーで念入りに行われた年。
天候にも恵まれ全体的にレベルの高いワインができました。
タンニン分が多いこともあり、熟成に長期間を必要とするヴィンテージと言われています。

黒土や森の下草、きのこ類、加えて墨やタールなどのミネラルのニュアンス。
これぞ熟成ボルドーといった複雑な香りを呈しています。
上品な酸味と、熟成により丸くなったタンニンがきれいなバランスを保ち、
40年近い時を経た優しく深みのある1本です


1975年ヴィンテージは、モンローズがスタイルを変えていた時期。
現在では味わえない柔らかなモンローズをぜひお楽しみください!!


ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 65%、メルロ 25%、カベルネ・フラン 10%