2013/06/12 08:38
主力株中心に短期二番底を探る展開が予想される。円高進行(ドル円95円台)や海外株安の影響は免れそうにないが、6/7までに付けた安値を維持できるか が重要なポイント。日銀が金融政策を据え置いたことで海外市場が幾分反応しており、メジャーSQを前にした東京市場でも為替や債券市場を含めた海外勢の動 きが注目される。一方、大企業の景況感が次第に改善しており、寄り前発表の4月機械受注などにも注目したい。
日経平均の予想レンジは12630円-13110円。終値ベースで直近安値12877円(6/7)を維持しながら、短期二番底を意識できるかが注目される。一目均衡表上では雲下限(12798円)や、遅行スパンが基準線に影響を受けやすい13113円などに節目がある。
11日のNY株式市場は下落。ダウ平均は前日比116.57ドル安の15122.02ドルで終了した。日銀金融政策決定会合で政策の据え置きを決めたこと から失望売りが広がり、一時152.50ドル安の15086.09ドルまで下落する場面がった。ドイツ連邦憲法裁判所による欧州中央銀行の新たな国債購入 プログラムに関する審理が始まったことも警戒感を強め、悪材料視された。
NASDAQは36.82ポイント安、S&P500は16.68ポイント安で終了。CME225先物は昨日の大証日中終値と比べ400円安の12980円、ドル建ては395円安の12985円で終えた。