2013/06/17 12:34
東京タイム午前は、円売りが優勢となった。東京早朝からドル円・クロス円は買い戻しが先行した。その後に反落してスタートした日経平均が先週末比プラス圏に浮上し、一時200円近くまで上げ幅を広げるなど堅調地合いとなったことを受けて、ドル円・クロス円の上昇基調も継続した。ドル円は、先週94円割れの水準では下げ渋ったことも好感され、94円台で底堅い動きが続き、一時94.78円まで買い戻しが進んだ。ただ95円台回復を試す展開までは至らず、94円後半での上値の重さを感じさせる動きだった。クロス円も堅調で、ユーロ円は126.35円、ポンド円は148.93円、豪ドル円は91.17円、NZドル円は76.67円、加ドル円は93.31円まで軒並み上値を伸ばした。ドル円・クロス円は買いが優勢となったものの、材料不足のなか自律反発の域を出ていない。
ドルストレートは強弱まちまち。ユーロドルは1.3329ドル、ポンドドルは1.5710ドルまで小幅ながら売り優勢となった一方で、オセアニア通貨は買い優勢で、豪ドル/ドルは0.9622ドル、NZドル/ドルは0.8095ドルまで上昇した。また、東京タイム午前で発表された本邦4月第3次産業活動指数は前月比±0.0%となり、市場予想の+0.2%を下回る結果となった。
東京後場でも、日経平均の動向を眺めながらの展開は続きそうだ。また、本日から明日にかけての主要8カ国(G8)首脳会議や18−19日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、落ち着いた動きになる可能性が高く、ドル円は94円台での動きが続きそうだ。