2013/06/13 08:44
東京市場は米株安を嫌気し売り先行。だが、前日同様に直近安値を意識し買い戻しが入る公算が高い。一方、外資系証券の寄り前注文がやや売り越し気味になってきており、米量的緩和の規模縮小に対する懸念が海外勢の様子見スタンスにつながっているもよう。
円高進行、連休明けの上海総合指数が景気減速を背景に大幅に下げるようだと、その影響は後場を通じて先物への売り圧力となる。メジャーSQの前日であることや、木曜日だけに波乱に対する警戒ムードが強そうだ。
日経平均の予想レンジは12830円-13050円。6/7安値に対して二番底を探る動きが続きそうだ。前日同様に売り一巡後に買い戻されるイメージ。直 近高値(13514円、終値ベース)をクリアし、14000円や25日線(14196円)あたりまで反発基調を強められるかが目先の焦点。逆に、直近安値 (12877円、同)を割り込むと、直近高値まで戻った値幅分、逆に下振れリスクが高まる。
短期的な上値メドは、14000円処や基準線 (14245円)~25日線。下値メドは、12650円処(月足の一目均衡表の雲上限付近)~12200円処(3/21高値と4/2安値の中値付近)、 2010年4月高値11339円(終値ベース)、200日線(10969円)などがある。変化日は6/17-19、26-27、7/5-8、12-16、 23-24前後となる。
12日のダウ平均は前日比126.79ドル安の14995.23ドルで終了した。一時は119.26ドル高ま で上昇する場面があったが、米当局による量的緩和規模縮小に関する懸念から戻り売りが優勢となった。50日移動平均線がサポートラインとして意識されたも のの、今年初の3日続落となった。
NASDAQは36.52ポイント安、S&P500は13.61ポイント安で終了。CME225先物は昨日の大証日中終値と比べ280円安の13000円、ドル建ては280円安の13000円で終えた。