2013/06/17 20:46
ロンドンタイム午前の為替市場は、様子見ムードの強い展開に。序盤こそ、アジア株式市場が総じて底堅い動きとなったことを手掛かりに、円売りが先行。ドル円・クロス円は日通しの高値を更新する場面が見られた。しかし、本日のG8首脳会議や明日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、一方向にポジションを傾けるような地合いでもなく、円売り一巡後はドル円・クロス円とも高値水準でこう着商状となった。また、各通貨は対ドルでも小動き。東京タイムで、資源国通貨に対して売りが優勢だったユーロも、ロンドンタイムには切り返す展開となったが、あくまでも調整的な動きが中心で値幅は限定的だった。その他の通貨も、狭いレンジでの推移が続いた。また関連市場では、欧州株はアジア株式市場の流れを受けて底堅く推移した。
ドル円は、序盤に95.13円まで上昇幅を広げたものの、同水準付近で低下する5日移動平均線に上値を抑えられたほか、米長期金利が2.115%付近まで低下したことも手伝って上昇の勢いは一服。買い一巡後は94円後半へ押し戻された。ユーロ円も、ドル円の上昇や、ユーロドルが1.3340ドル付近まで水準を戻す動きに合わせて、126.85円まで上昇幅を広げる局面はあったが、ドル円の上昇が一服するなかで上値を追う動きは限られた。取引一巡後は、126円半ばへ下げてもち合った。
ユーロドルは対資源国通貨でユーロを買い戻す動きが強まったことから、1.33ドル半ばへ反発した。ただ、東京タイムにつけた1.3358ドルの本日高値を超えるだけの力強さはなく、取引一巡後は1.33ドル前半でのもち合いへ移行。その他では、ポンドドルが1.57ドル前半、豪ドル/ドルは0.96ドル前半、NZドル/ドルは0.80ドル後半、ドル/加ドルは1.01加ドル半ばを中心に極端に狭いレンジでの上下動が続いた。