NY為替概況 3連休控え動意薄、ドル円は101円後半
2014年02月15日 07:06

NYタイムでは、米市場の3連休を控えてもみ合い相場が続いた。17日はプレジデンツデーで米市場が休場となり、週末要因も加わった本日は積極的な取引は手控えられた。発表された米経済指標は強弱まちまちの結果となり、ドルに方向感が出ず。米1月鉱工業生産は市場予想を下回る-0.3%となり、昨年7月以来のマイナスとなった一方で、米2月ミシガン大消費者信頼感・速報値は市場予想を上回る81.2となった。ドル円は東京タイムでの101.57円を安値に下げ渋ったものの戻りは鈍い。売り先行でスタートしたダウ平均がプラス圏に浮上し、上げ幅を100ドル超に拡大する堅調地合いとなったが、中国金融市場に対する警戒感もくすぶるなか、リスク選好の円売りにはつながらなかった。ドル円は102円大台を回復することなく、101円後半での小動きが続いた。一方のポンドは堅調推移が継続。ポンドドルは2011年4月の高値1.6747ドルを上回ると、1.6756ドルまで上げ幅を拡大して2009年11月以来の高値をつけた。ポンド円は上値こそ広げていないが、170円半ばでしっかり。ユーロは底堅い動きとなるも、ユーロポンドが0.8170ポンド台までユーロ売り・ポンド買いが進んだことが重しとなり伸び悩んだ。ユーロドルは1.36ドル後半、ユーロ円は139円半ばでやや横ばい推移が続いた。
相場全体の動意が鈍いなか、オセアニア通貨も小幅上下動。豪ドル/ドルは0.90ドル前半、NZドル/ドルは0.83ドル半ばで堅調地合いを維持したほか、豪ドル円は92円前後、NZドル円は85円前後を中心に狭いレンジ内での推移が続いた。一方の加ドルはやや売りが優勢に。序盤は加ドル買いが先行したが、加12月製造業出荷のさえない結果を背景に、ドル/加ドルは1.0941加ドルから1.0990加ドルまで加ドル売りが進み、加ドル円は92.65円まで弱含んだ。
7時現在、ドル円は101.78円、ユーロドルは1.3693ドル、ユーロ円は139.39円で推移。
