NY為替概況 新興国懸念で株が大幅安、為替は円高でもみ合い

2014年01月25日 06:58

24日のNY市場は、ロンドン市場からのリスク回避ムードを受けて米株が大幅安となった。為替市場にも円高圧力がみられたが、週末を控えて次第に値動きは落ち着いた。ドル円はロンドン市場で102.00レベルの安値をつけたあとは下げ一服。102.70近辺まで戻す場面もあったが、ダウ平均が250ドル安と下落する動きに上値は重く、102円台前半に押し戻された。ユーロ円は一時139.75レベル、ポンド円は168.50台まで下値を広げたが、NY午後には値動きが落ち着いた。米株は取引終盤にダウ平均は300ドル超安と下げ幅を拡大したが、円相場は反応薄だった。この日は主要な米経済指標発表がなく、ドル相場にとっては手掛かり難だった。ユーロドルは1.36台後半、ポンドドルは1.65を挟んでの取引が続いた。原油は小安く、金は小高いものの値動きは限定的だった。
 
市場の関心は新興国市場に向かっている。昨日はアルゼンチン・ペソが18%安と12年来の大幅下落となった。同国当局は、ペソの買い支えに必要な外貨準備が不足していることもあって、為替管理を緩和している。この日は一時1ドル=8.15ペソまでペソ安が進む場面があった。また、25日までダボス会議が開催されているが、この日はドラギECB総裁が発言している。ECBの緩和的な金融政策が実体経済にようやく波及しはじめた、インフレは相当の期間ECBの目標水準を下回るだろう、ユーロ圏にデフレは見られない、などとこれまでの論調を追認する内容に留まっている。