NY為替概況 上下動もレンジ範囲内 ドル円は104円台での推移が続く
 
           
              2014年01月08日 06:56    
              									
              
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
		
		      
                        
                			
              
              
                      
            
          
        
	きょうのNY市場、指標や要人発言などで、それなりに動きはあったものの、レンジ範囲内での動きに留まっている。
	この日発表になった米貿易収支は赤字が予想を下回ったことなどからドル買いの動きも見られた。ただ、動きは続かず、ローゼングレン・ボストン連銀総裁がこの日の講演で、「FOMCごとに100億ドルつづのQE縮小が適切。失業率の数値基準引き下げに違和感ない」などと比較的ハト派的な見解が伝わると、今度はドル売りが優勢となっていた。
	きょうの市場は米株も大幅に反発しており、リスク回避の雰囲気も一服していたが、週末の米雇用統計を控えていることもあり、全体的に方向感は無かった。
	ドル円は104円台で上下動。前日は調整売りが強まり一時103円台に下落する場面も見られたが、きょうは緩やかに買い戻されている。21日線はサポートされており、上向きトレンドは維持。現在はちょうど10日線と21日線の間にあり、米雇用統計を前にした位置取りとしては居心地がよいのかもしれない。
	ドル円は依然として上向きトレンドは維持している一方で、RSIは60を下回ってきており、年末に高まっていた過熱感は緩んでいる。金曜日に発表になる米雇用統計が堅調な内容であれば、更に上値を試す素地は残されているようだ。
	序盤のドル買いの動きからユーロドルは一時1.36を割り込む場面も見られたが、更に下押しする動きもなく、1.36台は維持されている。
	この日はカナダドル売りが目立った。この日発表になったカナダ企業の景況感指標が、予想以上に弱く、景気判断の分岐点である50も下回ったことが嫌気されている。
	カナダ中銀はハト派姿勢を強調しているが、この日のポロッツ・カナダ中銀総裁の講演も「低インフレが最大の懸念」とし、「米経済の回復はカナダ経済にとってもポジティブだが、依然として不透明感は残る」などとハト派姿勢を堅持していた。
	ドルカナダは1.0775付近まで一本調子の上昇を見せ、カナダ円は97.00付近まで一本調子で下落している。
      								      		
              					
              
              
              
              					
              
              
              
                        