NY為替概況 ユーロドルが先導し、後半になってドル売り強まる

2014年03月25日 06:48

きょうのNY市場は後半になってドル売りが強まっている。
 
きょうは主要な米指標の発表もなく、G7首脳会議をにらみながら神経質な動きも見られた。ロシアへの制裁はさほど市場に同様を与えるようなものにはならないとの見方が優勢となっているものの、ひとまず結果を待ちたいとった雰囲気が強かった。
 
しかし、ユーロドルの急上昇をきっかけに全体的にドル売りが強まっている。特段の材料は見当たらなかったが、先週のFOMC以降、軟調な動きが続く中、きょうは下値が底堅かったことでショートカバーを誘発したようだ。また、動きがあまりに急だったこともあり、通貨先物市場での誤発注の噂も出回っていた模様。いすれにしろ、きょうの動きで21日線を上回ってきており、再び上昇基調に戻せるか注目される。
 
一方、ドル円は102.60近辺まで上昇していたが、102円台前半に値を落とす動き。こちらは米株や米国債利回りが軟化したことが重石となっている。
 
一旦100日線を上回っていたものの上値を止められた格好。輸出企業やファンド勢などの売りも出ていたようだ。一方で下値では本邦勢の買いも根強く下値はサポートされている状況。先週のFOMC以降、ドル高の動きからリバウンドの動きが優勢となっていたが、ウクライナ情勢や中国経済への懸念がある中、積極的に戻りを試す動きにはまだ至っていないようだ。
 
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