NY為替概況 ドルは小幅上下動 加ドルは一時急騰

2014年03月22日 06:18

21日のNY市場でドル相場は小幅上下動。ドル円は102.20-40のレンジで推移していたが、後半になって米株の下落に伴いやや下押しの動きが見られるものの下値は限定された。ドル円の本日安値はロンドン午前に付けた102.01近辺で高値は東京早朝の102.45近辺だった。ユーロドルは1.3780-3810近辺のレンジで推移した。米経済指標がない中、週末を前に様子見ムードは強く取引は手控えられている。
カナダドルには買いが入る場面があった。カナダ1月の小売売上高と2月の消費者物価指数がともに予想を上回り、カナダドルは一時急騰した。
 
米ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は、今週のFOMCで反対票を投じたのは、利上げの新基準を明示すべきとの意思であり、失業率5.5%や1-2年先のPCE見通し2.25%を定量的基準とすることが出来たと語った。また米ダラス連銀のフィッシャー総裁は、現状のペースなら資産購入は10月までには終了することは明白とする一方、終了後から最初の利上げまでは相当期間かかると語った。両総裁は今年のFOMC投票権を持つが、特に目立った反応はなかった。