NY株式概況 金融やハイテクなどに売り シティはストレステスト受け売り強まる 

2014年03月28日 06:05

NY株式27日(NY時間16:22)
ダウ平均   16264.23(-4.76 -0.03%)
S&P500    1849.04(-3.52 -0.19%)
ナスダック   4151.23(-22.35 -0.54%)
CME日経平均先物 14595(大証終比:-45 -0.31%)
 
きょうのNY株式市場、この日発表になった米経済指標は好調だったものの、戻り売り圧力も強く上値の重い展開となった。期末に向けて金融やハイテクなど好調な動きをしていた銘柄を中心に調整の動きが続いているようだ。
 
ダウ採用銘柄ではシスコ、IBM、マイクロソフトが反落。一方、ベライゾン、AT&Tが上昇。
 
シティグループが商いを伴って下落。前日、FRBが銀行のストレステストの結果を発表、シティグループを不合格とし、資本計画の再提出を求めている。64億ドル相等の自社株買いや増配計画を否決した格好。アナリストによる投資判断引き下げも相次いだ。
 
医薬関連のバクスターが商いを伴って上昇。会社分割を発表。一つはバイオテクノロジーと医薬品開発、もう一つは医薬品販売にそれぞれ特化する。
 
コンサルタントのアクセンチュアが下落。この日の決算が予想を下回ったことが嫌気されている。顧客の事由裁量の支出が減少しており、同社の需要を圧迫したとしている。
 
ナスダックも続落。グーグルやアマゾンが下落した一方でアップルは堅調な動き。バイオ関連株も利益確定の動きが続いている。
 
ヨガ・ウエアのルルレモンが上昇。決算を発表し業績の回復兆しが示されている。世界戦略もスピードアップすることも表明した。