NY株式概況 大幅反落 新興市場への懸念再燃 QE縮小も重石に

2014年01月30日 06:57

NY株式29日(NY時間16:24)
ダウ平均   15738.79(-189.77 -1.19%)
S&P500    1774.20(-18.30 -1.02%)
ナスダック   4051.43(-46.53 -1.14%)
CME日経平均先物 15005(大証終比:-375 -2.51%)
 
きょうのNY株式市場、ダウ平均は大幅反落。この日は新興市場への懸念が再燃しており、リスク回避の雰囲気が強まっている。また、注目のFOMCでは予想通り100億ドルのQE縮小が発表され、FRBの緩和縮小姿勢を鮮明にして来ていることも株価の上値を重くした。
 
ダウ平均は一時219ドル安まで下落し、100日線の水準まで到達している。
 
ダウ採用銘柄ではボーイングが大幅安となった他、コカコーラ、ホームデポが下落。一方、デュポンやマイクロソフトが上昇。
 
ボーイングは2014年の利益見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。ジェット機受注数が今年に入ってペースが鈍化していることが背景。
  
化学最大手のダウ・ケミカルが商いを伴って上昇。好調な決算を好感している。低コストのシェールガスでプラスチック部門は引き続き良好だった。
 
ナスダックも反落。主力ハイテク株が揃って下落。
 
ヤフーが大幅安。前日の決算で1-3月期の売上高見通しが嫌気されている。ツイッターやフェイスブックなどSNSのデジタル広告も拡大す中、ヤフーは苦戦を強いられているようだ。
 
バイオ関連のメディベーションが大幅高。アステラス製薬と共同開発している経口アンドロゲン受容体阻害剤エンザルタミドが化学療法前の前立腺がん患者を対象とした治験で59%の奏効率だったと発表したことが好感されている。
 
ダウ・ケミカル 44.73(+1.67 +3.88%)
ヤフー 34.89(-3.33 -8.71%)
メディベーション 84.29(+8.51 +11.23%)
 
アップル 500.75(-5.75 -1.14%)
グーグル 1106.92(-16.09 -1.43%)
フェイスブック 53.53(-1.61 -2.92%)
ツイッター 59.45(-0.99 -1.64%)
テスラ 175.23(-3.15 -1.77%)
 
ダウ採用銘柄
J&J       88.90(-1.20 -1.33%)
P&G       77.64(-1.47 -1.86%)
デュポン     60.71(+1.14 +1.91%)
ボーイング    129.78(-7.31 -5.33%) 
キャタピラー   90.62(-1.85 -2.00%) 
ユナイテッド   113.27(-0.59 -0.52%) 
ビザ     217.12(-3.84 -1.74%) 
ナイキ        71.77(-0.94 -1.29%) 
GE        25.29(-0.17 -0.67%) 
3M        130.25(+0.44 +0.34%) 
エクソンモビル  95.11(-0.54 -0.56%) 
シェブロン    116.00(-0.84 -0.72%) 
コカコーラ    37.90(-0.97 -2.50%) 
ディズニー    71.33(-1.55 -2.13%) 
マクドナルド   93.15(-1.03 -1.09%) 
ウォルマート  74.10(-0.57 -0.76%)
ホームデポ   76.68(-1.86 -2.37%)
JPモルガン   55.53(-0.21 -0.38%)
トラベラーズ     82.21(-0.89 -1.07%)
ゴールドマン     163.90(-2.35 -1.41%)
アメックス    85.55(-1.09 -1.26%) 
Uヘルス     71.26(-0.45 -0.63%)
IBM      176.40(-0.45 -0.25%)
AT&T      33.31(-0.39 -1.16%)
ベライゾン   47.69(+0.33 +0.70%)
マイクロソフト  36.66(+0.39 +1.08%)
インテル     24.68(-0.22 -0.88%)
ファイザー   30.11(-0.31 -1.02%)
メルク      52.21(-0.66 -1.25%)
シスコ      21.65(-0.10 -0.46%)