NY株式概況 ダウは反落 強い雇用指標でQE縮小加速への懸念
2014年01月09日 06:57
NY株式8日(NY時間16:25)
ダウ平均 16462.74(-68.20 -0.41%)
S&P500 1837.49(-0.39 -0.02%)
ナスダック 4165.61(+12.43 +0.30%)
CME日経平均先物 16070(大証終比:-40 -0.25%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落。きょうの市場は、この日発表になったADP雇用統計が強い内容となったことで、週末の米雇用統計への期待感が高まっている。株式の方は逆に、FRBによるQE縮小が加速するのではとの懸念から下げに繋がった。
この日はFOMC議事録が発表になっていたが、特に反応は限定的となっている。
ダウ平均は一時114ドル安まで下落する場面も見られた。
ダウ採用銘柄ではマイクロソフト、シェブロン、ディズニーが下落。反面、デュポン、JPモルガンが上昇した。
医療サービスのマケッソンが商いを伴って上昇。ドイツのセレシオの買収交渉が進展との一部報道が好感されている。停滞していたセレシオ社の大株主であるヘッジファンドのエリオットとの交渉が進展を見せ始めているとしている。
アルコール飲料のコンステレーションが商いを伴って大幅高。第3四半期の決算が好調だった他、通期見通しも上方修正しており好感されている。ビール事業の改善が寄与としている。
ナスダックは続伸。マイクロン・テクノロジーの決算は好調だったことからハイテク株は底堅い推移を見せた。
半導体のマイクロン・テクノロジーが大幅高。前日引け後の決算が好調だったことが好感されている。買収した日本のエルピーダメモリーの売上げが大きく寄与し、シェアが約2倍に拡大したとしている。