NY株式市場概況 大幅安
2014年03月14日 06:14
13日のNY株式市場は、ウクライナ情勢への警戒感に加え、東京市場午後に発表された中国の鉱工業生産などの経済指標の弱さを受けての中国の景気減速懸念により、大幅に値を落とす展開となった。
NY朝に発表された米小売売上(2月)と新規失業保険申請件数が好結果となったこともあり、朝方は買い戻しが優勢となり、一時ダウ平均が16400ドル台を回復し、前日終値比で50ドル程度の上昇を見せる場面もあったが、その後、ケリー米国務長官がクリミア自治共和国での16日の住民投票が予定通り行われた場合は、17日に「一連の重大な措置」を発動と発言し、ウクライナ情勢への懸念が拡大。リスク回避の動きが鮮明になって、株が崩れる展開に。前日の安値を割り込んだあたりから下げが加速し、結局ダウ平均は200ドル以上下げる展開、ナスダック、S&Pなどその他主要指数も軒並みの大幅安となった。