NY市場 豪ドル下値模索続く 資源関連のプロジェクト減少傾向も圧迫

2013年11月28日 02:58

豪ドルは軟調な動きがきょうも続いており、対ドルで0.90台まで下落している。マクロ系のファンド勢の売りが続いており、それを追う格好でモデル系ファンドの売りも続いている模様。豪中銀の介入の可能性を示唆した口先介入が最大限に効果を発揮している模様。
 
また、資源ブーム終了への懸念も豪ドルを圧迫している。資源・エネルギー経済局の直近のデータによると、10月の資源・エネルギー関連のプロジェクトは63となっており、金額にして2400億豪ドル規模となっている。6ヵ月前の73プロジェクト、2680億豪ドル規模から大幅に減少している。
 
明日は第3四半期の豪民間設備投資が発表されるが、前期比で1.2%の減少が見込まれている。予想以上に減少するようであれば更に豪ドルは下値模索になる可能性も警戒される。