NY市場 豪ドル、大台はかろうじて維持も上値重い

2013年08月22日 02:03

米QE縮小期待から新興国通貨への売りが強まっており、それにあわせて資源国通貨も売り優勢の展開が続いている。

豪ドル/ドルはロンドン時間の心理的節目の0.90を割り込む場面も見られた。しかし、オプション絡みの買いなども観測され、今のところ大台はかろうじて維持している。しかし、戻りも鈍く0.90台前半に留まっているのが現状。

追加利下げへの期待感は根強いものの、しばらくは無いとも考えられ、目先の金利先安観からの豪ドル売りではないと思われる。どちらかといえば、新興国経済がダメージを受けた場合、鉄鉱石や石炭、銅など資源への需要が後退し、商品価格下落からの豪経済への悪影響が懸念されているものと思われる。

0.9000より下にはストップも観測され、かなり下値警戒感が高まっている状態ではある。

豪ドル円もドル円が買い戻されていることから、下げ渋ってはいるものの、88.00を挟んでの値動きに終始している。