NY市場 欧州債上昇、米長期債利回りの低下も重し

2013年07月09日 02:57

独10年債利回り:1.698% -0.021
英10年債利回り:2.482% -0.002

独債は上昇(利回り低下)。トロイカとギリシャが次回融資実施で基本合意したことが好感され、ギリシャ債の利回りが大幅低下し、ポルトガルの政局不安が収拾に向かっていることを背景にポルトガルの長期債利回りも下落した。南欧諸国不安が緩和され、安全資産とされる独債は売りが先行し、独10年債利回りは一時1.729%まで上昇した。しかし、独5月鉱工業生産のさえない結果や米長期債利回りが下げ幅を拡大する動きが重しとなり、独長期債利回りも低下した。

英債はほぼ変わらず。先週末の流れを引き継ぎ売りが先行したが、先週末からの英長期債利回りの大幅上昇の反動や米長期債利回りの低下につられ、英10年債利回りは一時2.470%まで低下した。