NY市場 弱い加雇用統計でカナダドルの弱さ目立つ
2014年01月11日 03:06

きょうは米雇用統計の結果に市場の焦点が集まったが、カナダも雇用統計を発表しており、かなり弱い結果が出ている。雇用者数も大幅に減少し、失業率は6.9%から7.2%へ大きく悪化していた。米同様に天候悪化の影響も指摘されている。
きょうはドル売りが優勢となっているが、そのドルに対してもカナダドルは下落しており、ドルカナダは1.09台に上昇。
このところカナダ中銀はハト派姿勢を強調しており、先日のポロッツ・カナダ中銀総裁も「低インフレが最大の懸念」とし、「米経済の回復はカナダ経済にとってもポジティブだが、依然として不透明感は残る」などとハト派姿勢を堅持していた。きょうの雇用指標はこのカナダ中銀の見方を追認する内容となっている。
カナダ円も95円台前半まで下落しており、8月からの上昇波の半値戻しの水準をブレイクして来ている。
