NY市場 ユーロ軟調 ECBは不胎化オペを一時停止か
2014年02月01日 03:08
ユーロは上値の重い展開が続いており、ユーロドルは一時1.34台まで下落、下値警戒感を高める動きとなっている。
ドル買いが優勢となっている他、この日発表になったユーロ圏消費者物価指数速報値が前年比0.7%と低インフレが懸念される内容であったこと、また、ドイツの小売売上高も予想外のマイナスだったことで、市場には追加の利下げ期待が高まっている。一部には来週の理事会にも実施との指摘も出ているようだ。
また、ダウ・ジョーンズが関係筋の話として、独連銀がECBが毎週実施している不胎化オペの停止を支持と伝えている。ECBは欧州危機の際、証券市場プログラム(SMP)により国債を購入し、市場に大量の流動性を供給したが、それを吸収する不胎化オペを毎週実施している。もし、オペが停止されれば、短期金融市場のひっ迫感の緩和にも繋がる。
追加緩和というには、ほど遠い規模ではあるが、来週のECB理事会で決定される可能性もありそうだ。