NY市場 ユーロドルは上げ加速 年初来高値を視野に入れる動き

2013年12月06日 00:33

ドラギECB総裁の会見を受けてユーロは強い動きとなっており、ユーロドルは一時1.3665近辺まで上昇している。
 
ドラギ総裁の会見はハト派な印象ではあるものの、ある程度想定されていた内容でもあり、ECBスタッフ見通しも2014年のGDP予想はわずかではあるが上方修正していた。インフレ見通しも下方修正をしていたものの、1%は上回っており、予想ほどはハト派ではないとの印象もあるようだ。また、ドラギ総裁の会見からは、次の行動をまだ決め兼ねているといった状況もうかがえる。
 
ユーロドルはフィボナッチ水準が1.36台前半にあるが、それを突破してきている。目先は1.37台前半が上値レジスタンスとして意識されるが、10月につけた年初来高値の1.3830付近を視野に入れる動きではある。
 
もっとも、明日は米雇用統計の発表が控えていることから、一変する危険性には留意したい。