NY市場 ユーロドル、上値では戻り売り推奨の声も多い
2014年02月14日 00:58
きょうのユーロドルはショートカバーが優勢となっており、1.36台後半まで戻している。
きょうは全体的にドル売りが優勢となっており、この日発表になった米経済指標も弱い内容だったことから、その動きが強まっている。
ただ、ユーロの上値を積極的に追って行こうという声までは高まっていない。
今週の議会証言でイエレンFRB議長は慎重姿勢ながらも、QE縮小は継続の方針を示した。一方でECBのほうは低インフレから追加緩和が期待されている。場合によっては来月の理事会で緩和策を打ち出してくる可能性もある。
欧米の金融政策の方向性の違いから、ユーロドルを強気に見る向きはまだ少なく、上値では戻り売りを推奨する声も多く聞かれる。
この日、ECBが発表した民間の調査機関の見通しによると、インフレ見通しは2016年まで目標の2%を下回ると見込む向きが多いようだ。
*民間の調査機関によるインフレ見通し(%)
2014年 1.1(1.5)
2015年 1.4(1.6)
2016年 1.7