NY市場 ポンド円、09年8月以来の水準に上昇 やや過熱感も
2013年11月16日 02:17
ポンド円は3日大幅に続伸しており161円台まで上昇して来ている。一時161.65付近まで上昇しており2009年8月以来の高値水準を更新している。
円安の動きはもちろんのこと、ポンド自体も強い動きを見せており、ポンド円には二重の追い風が吹いている状況。
勢いに乗っているポンド円だが、RSIは70付近に上昇しており、足元は過熱感も否めない状況ではある。
先ほどウィール英中銀委員が英成長のスピードは英中銀の予想以上に早い可能性も指摘していた。英中銀も今週発表したインフレ報告で利上げ開始のメドとしている失業率7%を達成する時期をこれまでの2016年第4四半期から2014年第4四半期に前倒ししている。もともと見通し自体がハト派過ぎとの意見も多いが、実際に英中銀が前倒ししたことはポンドにとって大きな追い風となっているようだ。
市場は2015年第1四半期に利上げ開始との見方で推移させているようだが、あくまで状況次第であり、インフレ等の経済指標によっては、メドとしている失業率7%を6.5%に修正して低金利姿勢を維持する可能性のほうが有力との見方も出ている。