NY市場 ポンドは三重の逆風 ドラギ会見がゲームチェンジャーになる可能性も
2013年12月06日 03:00
ポンドは軟調な展開となっており、ポンドドルは一時1.6300付近まで下落する場面も見られた。この日発表になった米経済指標が強い内容だった他、対ユーロでの下落が圧迫。更に円高の動きが強まっていることから、ポンド円の下落も圧迫し、まさに三重の逆風にさらされている格好となっている。
特に対ユーロでの下落については顕著で、ユーロポンドは大きく反転し、21日線を一気に回復している。形成逆転といったところで、もしかすると、きょうのドラギ総裁の会見がゲームチェンジャーになる可能性も出てきた。
一方、英中銀も政策委員会の結果発表があったが、金利・資産購入プログラムとも変更はなかった。英中銀は政策変更がない場合、通常、声明は出さないことから、2週間後に公表される議事録が手掛かりとなるが、足元の強い回復とは裏腹に、利上げについては、まだ慎重姿勢を堅持しているもとの見られる。