NY市場 ドル買い、円買い ポンドもユーロに追随して下落
2013年07月10日 00:21
ユーロ下落が牽引する格好で、他の通貨に対してもドル高が強まっており、ポンドドルは1.48台前半まで値を落としている。きょうのポンドは、ロンドン時間に発表になった英鉱工業生産が予想よりも弱かったことで売りが強まっていた。一部には強い内容になるとの期待感もあっただけにきょうの結果は失望感を強めている。
ただ、NY時間に入って発表された英国立経済社会研究所(NIESR)の4-6月期のGDP見通しは前期比プラス0.6%となっている。2期連続のプラス成長だが、特にサービス業の成長がGDPに寄与している模様。
英中銀は先の政策委員会後の声明で、市場金利の大幅な上昇は重しとなり、将来の政策金利上昇を見込むことは、最近の国内経済の動向を踏まえると正当化されないというのが委員会の見解と慎重姿勢を崩していない。ただし、追加緩和を強く訴求しなければならないほど足元の指標は悪いとも言えない状況ではある。
ポンド円も売りが優勢となっており、一時150円を割り込む場面が見られた。