NY市場 ドル円は緩やかに買い戻し 居心地の良い水準に

2014年01月07日 23:53

ドル円は104円台半ばでの取引となっている。きょうの市場は全体的に様子見気分が強く動意薄の展開。
 
週末の米雇用統計待ちのムードが強い中、前日は調整売りが強まり一時103円台に下落する場面も見られたが、更に下に押し込む動きまでは見られず、緩やかに買い戻されている。
 
日本時間0時のNYカットで104.50のオプションの清算が大量に観測。104.65/70水準には売りオーダーが並んでいるようだ。
 
前日に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM投機筋の週間建玉報告によると、意外にも円ショートポジションは減少していた。ただ、減少していたとはいえ、ショートポジションは依然として高水準にあり、バランス的には調整が出ても致し方ないところではある。
 
21日線はサポートされており、上向きトレンドは維持されている。現在はちょうど10日線と21日線の間に来ており、米雇用統計を前にした位置取りとしては居心地のよいのかもしれない。
 
先ほど発表になった米貿易赤字は4年1ヵ月ぶりの低水準で、対日赤字も大きく減少しており、ドル円にとってはフォローとなりそうな結果ではあるが、特に反応は限定的となっている。