NY市場 イベントの初期反応は緩和継続方向

2013年07月17日 22:10

注目されたバーナンキFRB議長の金融政策報告書はこれまでの内容をほぼ踏襲でサプライズはなかった。データ通りならば年内後半に量的緩和策を縮小でき、来年半ばには終了することが適切とする一方、予見可能な限り極めて緩和的な政策は適切だとした。また、資産購入ペースは事前に決まっていないとしている。この後、日本時間23時から米下院で公聴会が開かれる。

市場はドル売りで反応、米長期金利と米株先、NY金先物は上昇した。ただ反応は全般的に限定されている。同時刻に発表された米住宅関連指標が予想を大きく下回ったことが相場を動かした面の方が大きいかもしれない。NY原油先物は売られた。