NY原油概況 新興国懸念再燃も 寒波で精製品の需要が高水準
2014年01月30日 06:12
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=97.36(-0.05 -0.05%)
きょうのNY原油先物相場は横ばい。序盤は新興国への懸念や、この日発表になった米週間在庫統計で原油在庫が予想以上に増加していたことから、売りが強まった。ただ、後半になるとその下げを取り戻す動きが見られた。
寒波の影響で暖房油など精製品の需要が2008年2月以来の水準に高まっていたことが明らかになったことも買い戻しを誘っている。
3月限は96.40近辺まで下落後、FOMC発表後には一時97.75近辺まで上昇する場面も見られ、下に往って来いの動きとなっている。
*EIA週間石油在庫統計(バレル)
原油在庫 +640万
ガソリン -81.9万
精製品 -460万
製油所稼働率 88.2(+1.7)(%)