LDNFIX=小動き、米経済指標は強弱まちまち
2014年03月26日 01:03
ロンドンフィックスにかけての為替市場は、方向感に欠ける小動きとなった。米経済指標は強弱まちまちで、反応は限られた。 米3月消費者信頼感指数は市場予想を上回る82.3で2008年1月以来の高い水準をつけたが、米2月新築住宅販売件数は44万件で市場予想を下回り、米3月リッチモンド連銀製造業指数はプラス予想に対し、-7とさえない結果となった。ドル円は102.49円まで小幅に高値を更新したが、米株高・債券安の流れが一巡したこともあり、102.20円付近に水準を押し戻すなど、方向感に乏しい動きとなった。
ユーロは軟調地合いが継続。ワイトマン独連銀総裁の発言がユーロの重しとなるなか、マクチ・スロバキア中銀総裁がユーロは年内に下落する可能性があるとの認識を示したことが嫌気されて、ユーロドルは1.3775ドル、ユーロ円は140.91円まで一段安となった。英経済指標の発表後に底固い動きとなったポンドは、ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いにも後押しされて、ポンドドルは1.6536ドルまで上値を伸ばしたほか、ポンド円は169円前半まで水準を切り返した。
また、資源国通貨は小じっかり。欧米株が堅調推移となるなか、豪ドル/ドルは0.91ドル半ば、NZドル/ドルは0.85ドル半ば、豪ドル円は93円半ば、NZドル円は87円半ばで底固い動きとなった。また、ドル/加ドルは1.1168加ドルまで加ドルの買い戻しが優勢となり、加ドル円は91.65円まで上値を伸ばした。