LDNFIX=原油安が止まらない、株安・円高に
2015年01月07日 01:31
ロンドンフィックスにかけては、原油安・株安パターンのなかで、円買い圧力が継続している。ドル円は118.54円まで安値を更新。NY原油先物は下値探りを続け、小幅反発して始まった米株価指数は下げに転じた。原油安の恩恵に目を向ける動きは依然としてみられない。ユーロ円は141.33円、ポンド円は179.83円、加ドル円は100.40円、豪ドル円は96.22円まで下げ幅を拡大。
米ISM非製造業景況指数と米製造業受注指数が弱かったことで一時ドル売りとなる場面はあったが、米金融政策見通しに影響を与えそうな兆候は現れておらず、市場参加者の関心は薄かった。ユーロドルは1.1930ドル付近まで戻したものの、値動きは限定的。ポンドドルは1.5153ドルまで下げ、2013年8月以来の安値を塗り替えた。英サービス業PMIが弱かったことが引き続き重し。ユーロ買い・ポンド売も入っている。
豪ドル/ドルは0.81ドル前半で推移し、本日これまでの上げ幅をやや削っている。NZドル/ドルは0.7793ドル、NZドル円は92.56円まで上げ幅を拡大。乳製品の総合価格指数であるGDT価格指数は前回の入札時と比較して3.6%上昇した。乳製品価格の下落基調に底打ち感が強まっている。ドル/加ドルは1.1811加ドルまで加ドル売りが優勢に。NY原油先物は2009年4月以来の安値を更新。