LDNFIX=ドル円伸び悩む、資源国通貨は一段高
2014年03月28日 01:19
ロンドンフィックスにかけての為替市場は、資源国通貨の堅調地合いが継続。この日発表された米経済指標は強弱まちまちで、相場の反応は限定的。米10-12月期GDP確報値は+2.6%に上方修正されたが、市場予想の+2.7%には届かず。米個人消費は+3.3%へ上方修正され、市場予想も上回り、デフレーターは総合・コアともに市場予想及び前回値と一致した。また、米新規失業保険申請件数は市場予想を下回ったが、米2月中古住宅販売保留件数指数は前月比で予想外のマイナスで約2年ぶりの低水準となった。ドル円はGDPの発表後瞬間的に102.44円まで上値を伸ばしたが反落。ダウ平均が前日比プラス圏では上値が重い動きで、米長期債利回りが低下気味に推移するなか、102円前後に水準を切り下げた。
資源国通貨は日通しの堅調な流れを引き継ぎ、一段高となった。対ドルでは、豪ドル/ドルが0.9272ドル、NZドル/ドルが0.8686ドル、ドル/加ドルは1.1049加ドルまで資源国通貨高・ドル安が進み、豪ドル円は94.69円、NZドル円は88.72円、加ドル円は92.46円まで高値を更新した。また、ユーロドルは1.3736ドルまで下押し、ユーロ円も140円前半で上値が重かった一方で、ポンドドルは1.6647ドルまで高値を更新した。ポンド円はドル円の下落が重しとなり、170.33円を高値に169円半ばに押し戻された。