LDNFIX G20・本邦参院選に向け、為替は様子見

2013年07月20日 00:45

 ロンドンフィックスにかけて為替相場はもみ合い。中国の貸出金利の下限撤廃に報道を背景としたリスク選好による円売り・ドル売りが入る場面も見られたが、米国経済指標の発表も乏しく、本日から開催されている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や本邦参議院選挙といったイベント待ち、さらには夏休みムードも醸成されつつあるなかでトレンドを形成するといったような動きは見られず、ユーロが上昇する場面はあったが本日高値を更新するような動きにもならず、レンジのなかで上下するような展開となった。
 ドル円・クロス円はもみ合い。前述した通り、中国の貸出金利の下限撤廃の報道を受けたリスク選好の円売りから買い戻しが入ったドル円・クロス円だったが影響は限定的に。動意一巡後は材料出尽くし感とイベントの結果待ちからもみ合いに転じ、ドル円は100円半ばまで持ち直す場面こそみられたが積極的に買い戻すような動きとはならず100円前半での小動きに転じた。途中、米10年債利回りの低下に伴い上値の重さが見られたものの、ドル円の積極的な下押しにはつながらなかった。クロス円も、ポンド円は153円ちょうど近辺、豪ドル円は92円前半、NZドル円は79円後半を中心に推移するなど、いずれも方向感には乏しかった。ユーロ円に関してはフィックスにかけてのフローなども入ったようで132円ちょうど近辺まで上昇したものの上値は限定的だった。
 ドルストレートも目立った動きはなく、ポンドドルは1.52ドル半ば、豪ドル/ドルは0.92ドル前半、NZドル/ドルは0.79ドル半ばでの小動きに徹した。また、ユーロドルは対円と同様に上昇したものの、それでも本日高値となる1.3151ドルの更新には至らなかった。