LDNFIX 米小売は予想比で強めもドル円は103円後半
2014年01月15日 01:25

NYタイム序盤、ドル円は年末商戦の結果を示す米12月小売売上高が予想比で強めとなったことから一時103.80円上昇したものの、基本的には103円後半で落ち着いた動き。小売売上高は市場予想の前月比+0.1%を上回る+0.2%となり、9カ月連続の伸びとなったほか、同コアも+0.7%と市場予想比で強めの結果となった。また、米株は寄り付き前発表の米金融機関JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴの10-12月期決算発表が市場予想をわずかながら上回り、順当な内容となったこともあり反発スタート。しかし為替は全般的に反応が薄く、限られた値幅で推移した。
ロンドンタイム午前に強まった欧州通貨買いの流れも落ち着いた。ユーロドルはロンドン午前につけた高値1.3700ドルから、NY入りにかけては1.3660ドル付近までいったん反落。ただ、その後も1.36ドル後半で底堅さを維持。ユーロ円は141.92円を目先の上値に141円後半でもみ合った。一方、ポンドは対ユーロでの伸び悩みに上値を抑えられつつも底堅かった。ポンドドルは1.6464ドル、ポンド円は170.75円までじり高。
資源国通貨は下押し。豪ドル/ドルは0.8966ドル、豪ドル円は92.98円まで水準を下げた。ドル/加ドルは1.0943加ドルまで加ドル安となり、加ドル円は95円台から94円後半へ反落。また、ロンドン午前にNZドル/ドルは0.8432ドル、NZドル円は2008年2月以来の高値87.34円まで上昇したが、NY入りにかけてはそれぞれ0.84ドル割れ、87円ちょうど付近まで軟化する場面もあった。
