LDNFIX 欧州通貨の調整継続、オセアニア通貨は底堅い

2014年01月14日 01:14

 NYタイム序盤も、先週末に強い米雇用統計を受けて進んだドル売りの巻き戻しが、対欧州通貨を中心に進んだ。ユーロドルは1.3637ドル、ユーロ円は昨年12月6日以来の安値140.53円まで一時下落。ポンドは対ユーロでの売りも重しとなり、ポンドドルは1.6347ドル、ポンド円は168.53円まで水準を下げている。ユーロポンドでは0.8340ポンド台までのポンド安となった。スイスフラン(CHF)も一時0.9048CHF、CHF円は113.98円までCHF安が進んだ。ただ、突っ込み気味に売り込まれた感もあり、各欧州通貨はそれぞれ安値を付けた後に下げ渋っている。
 ドル円は対欧州通貨でドルが強含んだことから、103.55円前後まで戻す場面もあった。しかしクロス円で円買いが強まると一時は昨年12月18日以来の103円割れとなり、102.97円の安値をつけている。ただ、下落幅をさらに広げるには至らず、その後は103円前半へ戻して推移した。
 オセアニア通貨は対ドルを中心に底堅かった。軟調な欧州通貨に対する上昇もあって、豪ドル/ドルは一時0.9086ドル、NZドル/ドルも0.8387ドルまで上昇。クロス円でも上昇が先行し、豪ドル円は93.86円、NZドル円は86.61円まで買われた。しかしクロス円全般にわたり円買いが強まったことから、豪ドル円は93円半ば、86円前半へ下押した。加ドルも底堅く、対ドルで1.0861加ドルまでの加ドル高となり、加ドル円も94.58円を安値に95円台まで反発した。