LDNFIX 強弱まちまちの米指標に反応薄、加ドルは軟化
2014年02月20日 01:14

ロンドンフィックスにかけては、加ドル売りが目立った。加12月卸売売上高が前月比で市場予想を大きく下回る-1.4%となり、前月分も下方修正されたことを受けて、ドル/加ドルは1.1055加ドルまでドル買い・加ドル売りが進んだほか、加ドル円は92.48円まで一段安となった。さえない加指標は、年初から進んだ加ドル安が一服し、じりじりと買い戻しが進んでいる動きに冷や水をさす結果となった。
強弱まちまちの米経済指標を受けての反応は限定。米1月住宅着工件数は昨年9月以来の低水準の88.0万件、同建設許可件数は昨年8月以来の低水準となる93.7万件となり、ともに市場予想を下回った。一方で、同時に発表された米生産者物価指数は前月比で市場予想の伸びを上回り、前年比はほぼ市場予想並となった。寒波の影響もあり、低調な米指標結果が続くなか、さえない住宅データの結果に対しての反応は限られた。ドル円は101.84円まで下押し後は、売り先行でスタートしたダウ平均がプラス圏に浮上し、上げ幅を拡大する動きを好感し、102円前半に水準を切り返した。英失業率の予想比悪化を消化したポンドドルは1.6637ドルを安値に1.67ドル前半まで水準を戻したほか、ユーロドルは1.37ドル半ば、豪ドル/ドルは0.90ドル前半で動意が鈍かった。
円買い圧力が緩み、クロス円は買戻しが優勢に。ドル円の切り返しや米株高をサポートにユーロ円は140円半ば、ポンド円は170円後半まで切り返し、本日これまでの下げ幅をほぼ帳消しにした。また、豪ドル円は92.47円、NZドル円は85.22円まで小幅ながら高値を更新した。
