LDNFIX 小幅円高、早くも休暇モードへ突入との声も

2014年05月21日 00:28

ロンドンフィックスにかけては円が小幅高。米株が2営業日続伸の反動から利食い売りに押されたほか、米長期金利も2.52%付近へ低下したことで、リスク回避的な円買いが進んだ。
 ドル円は101.22円までレンジ下限を拡大。ユーロ円も138.70円付近、ポンド円は170.50円付近まで押し戻された。ただ株安・債券高が一服し、リスク回避の流れが広がらなかったことから、円買いの勢いは限定的だった。取引一巡後は、明日のイエレンFRB議長の講演や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えて様子見ムードが強まった。また市場の一部からは、早くも今週末の連休を前に積極的な取引が見送られているようだとの声も聞かれた。26日はメモリアルデーのため米国は祝日となる。
 加ドルは軟調。本日発表された加3月卸売売上高・前月比が、プラス予想に反してマイナスとなったことが重しに。ドル/加ドルは1.0917加ドルまで加ドル安が進んだ。また、加ドル円は円買いの流れも手伝って、5日以来の安値となる92.76円まで下押した。
 豪ドルも軟調。豪政権や格付けへの懸念がくすぶった流れが、NYタイムでも尾を引きじり安で推移。豪ドル/ドルは0.9249ドル、豪ドル円は93.65円まで本日安値を塗り替えた。その他の通貨は動意の鈍い展開。ユーロドルは1.3700ドル前後、ポンドドルは1.68ドル半ばでのもち合いが続いた。