LDNFIX 円高・ユーロ安 底堅い米消費動向でドル買いも

2014年02月01日 01:06

 ロンドンフィックスにかけては円が全面高。欧州入り後に再燃した新興国の通貨下落を受けてリスク回避的な動きが一層強まった。月末要因や投機的なフローも背景にあったと思われ、トルコ・リラや南ア・ランドは下げ幅を拡大。欧州株は独DAX指数が一時2%を超える下落率を記録するなど全面安。米株価や日経先物夜間も値を崩す展開となり、米長期金利は昨年11月以来の2.65%割れまで低下した。ドル円・クロス円は円高を背景に総じてこの日の安値を更新。また、ユーロは域内のインフレ鈍化を嫌気して主要通貨に対して下落したほか、予想を上回る米個人消費の伸びを受けてドル買いも入り、対ドルはクロス円の下落も影響して売られる展開となった。
 ユーロ円は昨年11月27日以来の安値となる137.51円まで売られ、138円の大台を割り込んだ。ポンド円は167.58円、豪ドル円は88.86円、NZドル円は82.44円、加ドル円は91.07円、スイスフラン(CHF)円は112.56円まで下げ幅を拡大。新興国への懸念からCHFには逃避的な買いが入る場面もあったが円高やドル高圧力が優勢。加ドル円は対ドルでの加ドル安が加速したことも影響して昨年3月7日以来の安値をつけた。ドル円は円高と米金利低下のなかでクロス円の下落にも圧迫されて101.95円まで売られ、前日安値をわずかに下回って大台割れに迫ったが、ドルの底堅さを支えに下げ渋った。
 対ドルではユーロドルが1.3479ドルまで下落し昨年11月下旬以来の1.35ドル割れを達成。ユーロ圏1月の消費者物価指数(HICP)は前年比+0.7%と、昨年10月の水準へ低下した。コアは同+0.8%と横ばいながら来週のECB理事会で追加緩和が実施される可能性を高める格好に。一時は米金利低下の影響でドル売りの動きが入り、1.3574ドルまで上振れる場面もあったが瞬間的な値動きに終わった。ポンドドルは1.6427ドル、豪ドル/ドルは0.8694ドル、NZドル/ドルは0.8063ドル、ドル/加ドルは1.1224加ドルまで対ドルで下げ幅を拡大。NZドル/ドルは昨年9月以来、ドル/加ドルに至っては2009年7月以来の対ドルでの安値をつけたが、その後は対ユーロでの強含みも背景に下げ止まった。