LDNFIX 円高・ドル安、ドル円は102円後半

2013年12月11日 01:35

 NYタイム序盤は、円高・ドル安。主要欧州株が下げ幅を広げるなど、本日の世界各国の株価がさえない動きとなったことも、円の買い戻しを支援した。ただ、円買いが先行した後はドル売りが優勢となり、主要通貨が対ドルで上昇し、クロス円は下押し後は買い戻された。ユーロ円は141.28円を安値に141.80円付近、ポンド円は168.68円から169円前半、スイスフラン(CHF)円は115.71円から116円前半に水準を戻した。オセアニア通貨は底堅い動きで、豪ドル円は94円前半、NZドル円は95円半ばで小じっかり。ドル円は102.61円まで下押し後は、低下気味に推移していた米長期債利回りが反発したことやダウ平均が下げ渋ったことで、102.90円付近まで切り返した。
 ドルは主要通貨に対して弱含んだ。ユーロドルは10月29日以来の高値となる1.3795ドルまで上値を広げたほか、ドル/スイスフラン(CHF)は2011年10月以来のドル安・CHF高水準となる0.8851CHFまでドル売りが進んだ。また、豪ドル/ドルは0.9156ドル、NZドル/ドルは0.8333ドルまで高値を更新。一方でポンドドルは、ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りが重しとなり、1.64ドル前半で伸び悩んだ。NYタイムで発表された米10月月卸売在庫は前月比で市場予想の+0.3%を上回る+1.4%で、約2年ぶりの高い伸びとなったが、市場の反応は限定的だった。