LDNFIX 値動き限定 ドル円は日通しのレンジ内で横ばい
2014年03月12日 00:45

ロンドンフィックスにかけての各通貨の値動きはこの日も乏しかった。米雇用統計を終えて注目イベントが見当たらないなか、すでに週末のクリミアにおけるロシアへの編入の是非を問う住民投票や、翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に模様眺めムードに突入してしまった印象も受ける。ドル円は103.30円前後でほとんど動意を見せず、これまでに形成した日通しのレンジ内で膠着状態。下押しを先行させた米株価が底堅さを示し、米長期金利が2.8%手前まで上振れる動きが下値のサポートとなったが目立った反応はなかった。この日発表された米1月卸売在庫は市場予想を上回ったが、卸売売上高は2009年3月以来の落ち込みとなるなどまちまちだった。
ユーロドルは1.3870ドル前後、ユーロ円は143.25円付近まで下押しから水準を回復させた。ECBメンバーによるハト派な発言も後押しに調整した動きは欧州株高も下支えとなって一巡。ポンドドルも1.66ドル半ば、ポンド円も171円後半と、前日引け値水準まで持ち直した。豪ドル/ドルは0.90ドル半ば、豪ドル円は93円半ばでもみ合い。特に材料はなかったが、加ドルは対ドルで1.1078加ドル、対円で93.27円まで加ドル高で推移する場面があるなどしっかり。
