LDNFIX リスク回避の円買い一服も、リスク回避傾向は継続

2014年01月25日 01:38

 ロンドンフィックスにかけて、為替相場はリスク回避傾向はおおむね落ち着く。ロンドン勢の参入以降から進んだリスク回避にともなう円高についてはNY勢の参入でさらに進むようなこともなく、徐々に勢いが後退する格好に。ただ、アジア株・欧州株が全面安となったことにつれて米株も大幅下落となったことで、クロス円を中心に若干ながら円買いが強まる場面がみられた。勢い自体は限定的なものにとどまったが、反動による円売りといった動きは見られず、引き続きリスク回避を背景とした円高基調を維持する格好となった。
 ドル円は102.00円を安値に下げ渋ると小幅に水準を戻したものの102.30円程度までにとどまり、ドル安・円高傾向を維持。クロス円も同様の展開。ダウ平均の下落につれてユーロ円は139.76円まで下落し本日安値を更新。そのほか、ポンド円は168.90円水準、豪ドル円は89円ちょうど近辺、NZドル円は84.30円水準、加ドル円は92.20円近辺と、それぞれ戻りの鈍さは残ったものの、本日安値からは水準を戻す格好となった。
 ドルストレートはもみ合い。相場の主導したのが円だったこともあり、ドルストレートの動意は鈍く、ユーロドルは1.36ドル後半、ポンドドルは1.65ドルちょうど近辺、豪ドル/ドルは0.87ドル前半で推移した。