LDNFIX ユーロ安・ドル高、株高で円売りも散見
2014年05月22日 00:36
ロンドンフィックスにかけてはユーロ安・ドル高。ECBのマイナス金利政策をめぐる警戒心から進んだユーロ安・ドル高の流れが幅広い通貨に波及。相対的にドル高が進んだ。また、米株価が反発したほか米長期金利が上昇するなど、昨日のリスク回避の巻き戻しに伴う円売りの流れもみられた。
ユーロドルは1.3652ドルまで下げ幅を拡大した。ユーロ圏5月消費者信頼感・速報値が-7.1と、6カ月連続でマイナス幅を縮小したことで、同水準からは下げ渋ったが、戻りも1.3670ドル付近にとどめるなど、上値は重かった。他通貨もドルに対して軟調。最大の輸出品である鉄鉱石の価格下落や、当局者の通貨下落に触れた発言が重しとなっていた豪ドル/ドルは、ユーロドルの下落がさらに上値を重くし0.9209ドルまで下落。NZドル/ドルも0.8542ドルまで低下したほか、ドル/加ドルは1.0942加ドルまで加ドル安が進んだ。
ドル円・クロス円はしっかり。ドル円は、ドル高地合いが下支えとなり、101.58円まで本日高値を塗り替えた。クロス円は、株高に伴う投資家のリスク許容度改善を手掛かりに下値を切り上げ。ポンド円は171.49円、加ドル円は92.96円まで上伸。ユーロ円は、ユーロドル下落に引っ張られてつけた138.15円を安値に138.70円付近まで切り替えした。