LDNFIX ユーロは伸び悩む、調整にともなう売り意識

2013年12月28日 01:39

 ロンドンフィックスにかけて、ユーロには調整売りが入り上昇一服。東京タイムから上昇基調を続けてきたユーロだったが、さすがに上昇が急ピッチだったこともあって、NYタイムに入ると相応の売りが入り、対主要通貨で押し戻される展開となった。そのほか、前述したユーロの上昇をはじめ欧州通貨が買い進まれていたが、そうした動きも是正された。一方、資源国通貨は比較的底堅さを示したものの、対ドル・対円ともに方向感には欠けた。ドル円は米10年債利回りの上昇を受けて再び上値を試す展開となったが、一度は超えた心理的節目を超えられず、勢いは限定的だった。
 ユーロは上昇落ち着く。ユーロドルは1.3894ドルまで急ピッチで上昇した後は調整主体ので大きく下押すと1.38ドルの大台を割り込んだ。そのほか、対円も145.68円を本日高値に144円半ばまで押し戻された。ユーロポンドも0.8392ポンドまで買い進まれた後は0.83ポンド半ばまで売りに押されることとなった。
 そのほかの欧州通貨では、ポンドドルは1.6578ドルまで上昇後は伸び悩んだものの、対ユーロでの底堅さが支えとなり下押しは1.65ドル前半までで踏みとどまった。一方、ドル/スイスフラン(CHF)は0.8800CHFまでCHF高となった後は押し戻されている。対円では、ポンド円は173.95円まで上昇した後は伸び悩んだほか、CHF円は119.18円を高値に118.20円水準まで下押し、欧州通貨以外では豪ドル/ドルは0.89ドルちょうど近辺、NZドル/ドルは0.82ドル手前で推移した。
 最後にドル円は、一度は上抜けた105円の大台を前に重さが目立つと、104.90円水準でのもみ合いとなり方向感には乏しかった。