LDNFIX ユーロが堅調さ回復 11年11月以来の高値圏

2013年10月25日 00:43

 NYタイム序盤は、中国の景況改善を背景としたユーロの底堅さが回復。ロンドンタイムまでに、ユーロドルは足元で懸念が高まっていた中国で発表となった景況感が改善を見せたことを好感し1.3824ドルまで上昇していた。だが、仏・独など10月PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったことで、その流れは1.3764ドルまで反転。しかしドル買いフローを強める場面を挟みつつも再びユーロ買いが息を吹き返した。一時1.3826ドルまで上対象の中心として底堅さを維持した。
 一方で他通貨はユーロの堅調さが鮮明だったことから、対ユーロでの売りが重しとなっていた。ポンドドルは1.6137ドル、豪ドル/ドルは0.9572ドル、NZドル/ドルは0.8320ドルまで水準を下げた。ドル/加ドルは1.0438加ドルまでの加ドル安となった。
 ドル円は、ドル売り優勢のなか97円前半で重い動きだった。米10年債利回りが2.473%まで下ぶれたことが重しとなった。ただ、米株価の底堅さは下支えとなった。クロス円も、ユーロ円は134円前半レンジを維持したものの、ポンド円は157.06円、豪ドル円は93.18円、NZドル円は80.99円、加ドル円は93.28円まで一時下落した。