LDNFIX ポンドは買いが継続、加ドルはBOC声明が重し

2014年01月23日 01:36

 ロンドンフィックスにかけて、ポンドは買いが継続。国際労働機関(ILO)ベースの英失業率は9-11月の3カ月間で7.1%となり、市場予想の7.3%から改善したことを手掛かりとしたポンド買いが継続する格好となった。そのほかの通貨では、加ドルが軟調に推移。こちらは、カナダ銀行(BOC)より金融政策が発表され、政策金利は現行の1.00%で据え置きとなったものの、声明文にて「加ドルは高すぎる」、「インフレ率は中銀の目標を下回る」とハト派的な内容が示されたことが材料視された。
 ポンドは買いが継続。前述した通り、英国の良好な雇用指標を後押しにポンドは買いが進み、ポンドドルは1.6587ドル、ポンド円は173.14円まで買い進まれた。なお、ポンド円に関しては、1月10日以来の173円の大台を回復させた。
 一方、加ドルは下落。BOC声明のハト派的な内容を手掛かりに売りが強まると、ドル/加ドルは1.1066加ドル、加ドル円は94.29円まで加ドル売りが進んだ。
 そのほか、ポンドの上昇につれて欧州通貨は買いが優勢で、ユーロドルは1.3584ドル、ユーロ円は141.85円まで上昇。またスイスフラン(CHF)も買われ、ドルCHFは0.9089CHF、CHF円は114.89円まで上昇する場面が見られた。
 ドル円に関しては、ドルストレートの動きに振らされることなく方向感に欠ける展開で、104円前半を中心とした小動きに徹した。