LDNFIX ドル高・欧州通貨安の流れが継続
2014年03月21日 01:34
ロンドンフィックスにかけては、ドル高・欧州通貨安の流れが継続。昨日の米FOMCの結果を受けて、米国の利上げ時期が前倒しされるとの期待感や、本日発表された米経済指標がおおむね米景気の底堅さを示唆する内容となったことがドル買いを後押しした。一方で、明日まで続くEU首脳会議で、ロシアに対する追加制裁措置が決定される可能性があるなど、ウクライナ情勢の緊張が続いていることから、欧州通貨の上値は重かった。
本日発表された米経済指標では、米新規失業保険申請件数は32.0万件と市場予想32.2万件よりよかったほか、同3月フィラデルフィア連銀製造業指数は+9.0(予想 +3.2)、同2月景気先行指数は+0.5%(予想 +0.2%)と、好調な結果が並んだ。
ユーロドルは、さえない欧州株の動向が重しとなる中、予想比強めの米経済指標を受けて1.3749ドルまで下げ幅を広げた。ユーロ円も140.82円までレンジ下限を拡大した。ただ米国経済への期待から米株が上昇に転じたことを受けて欧州株も下げ幅を縮めると、ユーロ下落の勢いも和らいだ。ポンドもユーロの動きに連動して、対ドルで1.6480ドル、対円で168.72円まで下げる場面があった。
ドル円は102円前半でもち合い。ユーロ円やポンド円のさえない動きと、ドル高の流れに挟まれて、限られたレンジでの上下動が続いた。