LDNFIX ドル買い戻し優勢も、勢いは限定的
2013年08月06日 00:42
ロンドンフィックスにかけては、ドル買い戻しが優勢。ロンドンタイム序盤に強まったドル売りの流れが一服するなか、米7月ISM非製造業景況指数が56.0と市場予想53.1を上回って今年2月以来の水準へ上昇したことが手掛かりとなった。ただ、先週末の米雇用統計を受けて早期の米緩和縮小への期待感が後退したことを打ち消すだけの強いインパクトとはなく、ドル買いの勢いも限られた。また米ISM非製造業景況指数の内訳では、雇用指数は53.2と6月54.7から低下した一方で、新規受注は57.7と前月の50.8から上昇した。
ドル円は98円半ばへ小幅反発。米長期金利が2.65%付近へ戻し気味に推移するなか、予想比強めの米指標結果を受けて、98.70円台まで水準を上げた。ただ、ドルを買い戻す勢いが限られたことから、買い一巡後は98円半ばで伸び悩んだ。一方で、ユーロドルは1.3233ドルまで下げ幅を広げたほか、好調な英サービス業PMIを受けて1.5379ドルまで上昇していたポンドドルも、1.53ドル前半まで押し戻された。
クロス円は、方向性の見定めづらい展開。ユーロ円は、ユーロドルの上値が重くなったことで、130.52円まで下押す場面があった一方で、ポンド円は151円前半で底堅い推移を続けた。また、資源国通貨は買い戻しが優勢に。売りが先行した米国株が、徐々に下げ幅を縮めたことが下支えとなったもよう。豪ドル円は87円半ばから87円後半へ水準を戻したほか、NZ産乳製品の汚染問題が尾を引くなかで76.38円までした押ししたNZドル円も、76円後半まで買い戻された。