LDNFIX ドル買い先行 米経済指標が市場予想を上回る
2013年08月01日 00:56
NYタイム序盤は、市場予想を上回る米7月ADP全国雇用者数や米4-6月期GDP・速報値を受け、ドル買いが先行した。ドル円は98.57円まで上昇。米10年債利回りは2.70%台まで急伸し、7月8日以来の高水準に達した。一方でユーロドルは1.3207ドル、ポンドドルは1.5126ドルの安値をつけ、豪ドル/ドルも0.8942ドル、NZドル/ドルは0.7931ドルまで一段安となった。ドル/加ドルも、5月の加GDPが市場予想ほど伸びなかったことから、1.0338加ドルまで加ドル安が進んだ。ただ、月末のロンドンフィックスに向けたドル売りやクロス円の上昇を受け、ユーロドルが1.32ドル後半まで反発するなど、ドル売りの勢いは次第に緩和した。
クロス円は、ドル円の上昇とともに上値を伸ばした。対ドルで各通貨が売られた動きに追随して下押す場面もあったが、その後は米株価の底堅い動きをながめ、円売りの動きを回復した。ユーロ円は130.60円、加ドル円が95.72円、スイスフラン円が105.88円と本日高値を更新する通貨ペアも散見。ポンド円も149円前半を回復した。ただ、利下げ観測が重しとなっている豪ドルなどオセアニア通貨は他通貨より戻りが鈍く、豪ドル円は88円前半、NZドル円は78円前半を中心とした推移に終始した。