LDNFIX ドル買い優勢、加ドルは指標弱く売りが強まる

2014年01月08日 00:54

 ロンドンフィックスにかけて、為替相場はドル買いが優勢。米12月貿易収支が実に4年ぶりの低水準となり予想比でも赤字額が縮小したことが発表された直後の反応は限定的だったが、その後のドル買いの材料にはなったと見られる。米債も買いが先行した後はロンドフィックスにかけて売りが優勢となり利回りが上昇したことも結果としてドル買いに寄与したようだ。そのほか、加ドルは単独材料で売りが強まる。加11月貿易収支が予想比で赤字額を拡大させたほか、同12月Ivey購買部景況指数が拡大と縮小の分かれ目となる50の大台を割り込み大幅低下となったことが嫌気される格好で、ドル買いが優勢となるなかにおいても他通貨と比較しよりいっそう売りが強まるかたちとなった。
 ドル円は上昇。もみ合いの域を脱せずに小動きに徹していた展開からドル買い主導で上値を試すと104.74円まで上昇した。ドルストレートは、ユーロドルは1.3596ドル、ポンドドルはテクニカル面での上値の重さも確認されるなかで1.6374ドルまで下落した。オセアニア通貨は、豪ドル/ドルは0.8894ドルまで売られ、NZドル/ドルも本日安値となる0.82ドル半ばまで下押した。
 加ドルは軟調。前述した通り、加経済指標の弱さから加ドルは売りが優勢で、ドル/加ドルは1.0762加ドルとドル買いも相まって加ドル売りが進む展開に。また加ドル円も、97.28円まで下落した。
 最後にクロス円はドル主導のなかで動意は鈍く、ユーロ円は142円前半、ポンド円は171円半ば、豪ドル円は93円前半、NZドル円は86円半ばでの推移となった。