LDNFIX ドル買い一服で、ドル円は96円半ばへ反落

2013年08月13日 00:40

 ロンドンフィックスにかけては、ドル買い一服。ロンドンタイム午前には、ギリシャ向けの追加支援策が必要になるとの報告書を独連銀がまとめたとの記事を手掛かりに、ユーロ安・ドル高が進んだ。しかし独財務省がこの報道を否定したことを受けて、この流れが一服。NYタイム前半は、ユーロ安・ドル高の巻き戻しが緩やかに進んだ。ただ、本日は米経済指標の発表がなく材料が限られたほか、13日に米小売売上高の発表を控えて、全体的には様子見ムードが強かったこともあり、取引は盛り上がりに欠けた。
 ドル円は、ロンドンタイム午前に96.91円まで上昇したが、97円手前で失速。その後はドル売りの勢いが緩和したことから、96.50円付近まで押し戻された。一方で、ユーロドルは1.3278ドルを安値1.33ドル前後まで水準をもち直した。その他、豪ドル/ドルは0.91ドル後半、NZドル/ドルは0.80ドル前半まで安値から切り返した。
 こうしたなかで、クロス円は方向性の見定めづらい展開に。ドル円が水準を下げたことと、他通貨がドルに対して買い戻されたことに挟まれて、明確な方向性は定まらなかった。