LDNFIX ドル買い・円売り優勢 米雇用増を好感

2014年03月08日 00:28

NYタイム序盤は、米2月非農業部門雇用者数が+17.5万人と、市場予想の+14.9万人を上回ったほか、1月分が+11.3万人から+12.9万人に上方修正されたことを好感し、米金利上昇を受けたドル買いやリスク選好の円売りが進んだ。米2月失業率は6.7%と市場予想や前月の6.6%からやや悪化したものの、市場は非農業部門雇用者数の増加に反応した。
 ドル円は一時103.77円、ユーロ円も143.79円、ポンド円は173.59円まで水準を上げるなど、クロス円でも円売りが進んだ。資源国通貨も対円で上昇し、豪ドル円が94.48円、NZドル円は87.95円まで買われた。
 一方、米金利上昇によるドル買いから、対ドルで各通貨は重い動きとなった。ユーロドルは1.3853ドルまで本日安値を更新。また、ポンドドルも1.6713ドル、豪ドル/ドルは0.9080ドル台、NZドル/ドルは8446ドルまで下落した。円売りが一巡し、ドル円が103.40円付近まで下押すと、クロス円も対ドルでの各通貨の下落に引っ張られるように、高値から水準を下げた。
 加ドルは、加雇用者数の減少が重しとなった。ドル/加ドルで1.01098加ドル、加ドル円は93.25円まで本日の加ドル安値を更新した。